技術書 / Universal Pine 創業者 著

AIデバイス未来考察

著者:船橋 穂天(Universal Pine 創業者
初版:2026年4月12日 / 言語:日本語

本書は、Universal Pine 創業者・船橋穂天が「なぜネックレス型AIデバイスを作るのか」という思想の源泉を綴った技術書です。現在登場しているAIデバイスを俯瞰し、その設計思想を「入力・推論・記憶・出力」の4要素で分析。未来のAIデバイスがどうなるかを理論立てて考察します。会社や創業者について深く知りたい方への一次資料としてご活用ください。

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はじめに

この本を手に取っていただきありがとうございます。筆者の船橋穂天です。僕はAIが世界を変えると思っています。そして、その未来を傍観するのではなく、自らの手で作ろうと人生を全ベットしています。3年前に初めてChatGPTを触った衝撃を僕は今でも覚えてます。すごいすごい凄すぎる。初めてiPhoneを触った時と同じ興奮がこのAIにはありました。肌が沸き立ち、血が喜ぶ。そんな感覚です。とにかく凄かったのです。

この出来事は、単なるソフトウェアのリリースではなく、人間とコンピューターの関係が根本から変わる転換点だと個人的には思っております。

今までのコンピューターの歴史を見てもインターフェースはその時代で姿形を変え、人々の目の前に現れてきました。巨大で一部の人が使う「ENIAC」から、技術者がキーボードで命令を出す「CLI」、アイコンやマウスを使うことで一般の人々に広まった「GUI」、そして、世界中に普及したスマートフォンの「タッチ」。形を変えてきたのなら、また変わるのが自然な流れ。AIが登場した現在、次なるインターフェースは何なのか?覇権を握るAIデバイスは現れるのか?どんな形で、どんなデバイスなのか?

本書では、現在登場しているAIデバイスを俯瞰し、その設計思想を分析する。そして、未来のAIデバイスはどうなるのかを理論立てて考察していく。ぜひみなさまも未来の姿を想像をしながら、予測して批判して、物事の行く末を先取りしていってほしい。

では、はじまりはじまり。

第一章 AIデバイス一覧

AIデバイスとは何か

AIデバイスとは? 簡単に言えば、喋ったら何かやってくれるコンピューターである。

AIデバイスとは、人工知能(AI)を搭載し、環境やユーザーの状況を理解して自律的に判断・応答・支援を行う電子機器の総称である。

まず前提として真のAIデバイスなるものはまだこの世に存在しない。現在あるのはAIが組み込まれたハードウェアであり、製品も未熟で、これはまだ物語のほんの始まりに過ぎない。これまでのデバイスが「人間の命令を実行する道具」だったのに対し、AIデバイスは「人間の意図を理解し、自律的に行動する存在」に変わるのである。つまり秘書や付き人を誰しもが持てる時代にこれからはなっていく。今まさに登場し始めたAIデバイスが時間と共に進化し改善され、哲学的に言えば、AIが外側にハードウェアとして現れた瞬間にそれは完成する。まだない。しかし現れる。

変化の前触れのこの時代、AIデバイスを扱う事には意義がある。現在を見定め、未来を想像し、世に変革を与えるデバイス戦争がまさに今ここから始まる。本書の第一章では、いま実際に登場しているAIデバイスを俯瞰し、その強みと弱みを分析している。

第二章 AIデバイスの設計思想

AIデバイスを設計する際、考慮すべき原理がある。入力、推論、記憶、出力。この4つの要素がデバイスの在り方を定義する。

入力:コンテキストを理解する

AIにとって最も良い入力は「コンテキスト」である。

従来のデバイスは、人間の「明示的な入力」を待っていた。キーボードを打つ。画面をタップする。人間が意図的に行動を起こさなければ、何も始まらない。

AIデバイスは違う。あらゆるコンテキスト(文脈)が常に入力されてる状態。そのうえで人間が音声で操作する。人間の意図を理解するための情報は、既に入力されている。

  • いま何時か
  • どこにいるか
  • 誰といるか
  • 何をしているか
  • 過去に何があったか

これらの情報があればAIは人間が、今、何を、必要としてるのか推測できる。コンテキスト(文脈や状況)を取得するために必要なもの。

  • カメラ:視覚情報、周囲の環境認識
  • マイク:音声入力、会話の文脈
  • GPS:位置情報
  • IMU(加速度・ジャイロ):ユーザーの動き
  • 生体センサー:心拍数、体調

出力を良くするために、AIへユーザーの意図を理解させる必要がある。最小の音声入力で最良の出力を得るには、常にコンテキストを入力させておく事が大事だと筆者は考える。コンテキストの常時入力。それは音声操作を簡単にするため。良い出力をしてくれるために。

AIデバイスへの入力は「コンテキスト」と「音声指示」である。

推論:どこで処理するか

AIの「頭脳」はどこにあるべきか。これは重要な設計である。筆者は頭脳をオンデバイスとクラウドのハイブリッドにして、3層構造に分けて考える。

即時層(オンデバイス):これは人間でいう反射です。応答速度isキングなので200ms以内で返す層。オンデバイスは「速さ・常時性・安全」が大事で、速度と同じく生データを外に出さない等のプライバシー保護が重要である。

文脈層(オンデバイス+一部クラウド):ここはAIの常時稼働層。ユーザーの状況を理解する。今どこで、何を、どうしてるか、次は何をする。コンテキストを常に把握し、行動を予測する。ユーザー操作なし。

知能層(クラウド):頭脳としての拡張を担う層。ユーザーからの指示に対し、多少遅くてもいい。複雑な分析や最新情報の取得、創造的な作業などはクラウドによるコンピューティング(計算力)の恩恵をフルに受ける。

AIの頭脳をハイブリッドにすることで、プライバシーを守りながら、AIを常時稼働させ、ユーザーはAIのコンピューティング(計算力)によって「能力を拡張」することが出来る。短期ではクラウドによるハイエンドなコンピューティングを享受するが、長期では端末側でAIを回すオンデバイス比率が上がっていくものと想像している。理由は速度とプライバシーとコストである。基本的に日常のタスクに大規模なコンピューティングは必要なく、オンデバイス(ローカルAIが端末内で稼働)による小規模コンピューティングとなるだろう。コンピューティングを使う複雑な作業時はクラウドへ送る。

推論は「クラウド」と「オンデバイス」のハイブリッド構造で行う。

記憶:パーソナライズの鍵

AIデバイスが真に役立つための最も重要な要素が「記憶」である。記憶(メモリー)は全ての出力に影響を与える。

毎回ゼロから会話を始めるAIはアシスタントとして不十分。優秀なアシスタントはあなたの好み、過去のやりとり、重要な予定、人間関係を全て覚えてる。「記憶」を前提に行動するからこそ、「分かってくれる存在」になれます。

あなたが朝にコーヒーを飲む、8:30に家を出る、音楽を聴く、カレンダーを見て、メールに返信をする。二週間もすればAIがユーザー好みのアラビカの中煎りでコロンビア産の豆を注文するようになるし、ドライブではエンジンをかけた後に、いつも聴くブルーノマーズを流してくる。ユーザーのことを記憶し、時間をかけて理解した時にようやく、AIは単なるツールから「分かってくれる存在」へと進化する。

AIデバイスの価値はどれだけ「賢いか」ではなく、どれだけあなたを「記憶してるか」によって決まる。

AIに適切な記憶(メモリ)を持たせるには

重要なのは、「すべてを記録すること」ではない。むしろ逆で、何を覚え、何を忘れるかを設計することこそが、本質である。

人間の記憶も同じで、私たちは日常のすべてを記憶していない。重要な出来事、繰り返される習慣、強い感情を伴った体験だけが残り、それ以外は自然と忘れていく。AIも同様に、意味のある情報だけを選択的に記憶する仕組みが必要になる。AIに夢を見てもらうことが大事である。

情報には時間と距離があると私は思います。それぞれ鮮度と重要度とでも言っておこう。例えば、今日の予定は鮮度が高く、自分との距離も近いので重要である。しかしこの予定も1日経てば、同じ情報なのに、鮮度が落ちて、重要度は下がる。情報の鮮度が上がることはないが、重要度は繰り返されることで上がっていく。

つまり記憶(メモリ)にも人間のように夢を見せるのがいいのではないだろうか。「自然に忘れる減衰」と「思い出したときの強化」を計算式にすればこのような形がとれる。AIに計算で夢を見せることで自然に少しずつ忘れる。思い出すと強くなる、思い出すほど忘れにくくなる。このようなアプローチを行えばパーソナルAIもユーザーの記憶をより良く残すことが出来るのではないだろうか。

出力を良くするために、ユーザーに対して良い応答をするために、情報を圧縮し、良い記憶(メモリ)を残す。ではこの記憶は誰のものか。サービス提供者か、ユーザーか。デバイスを変えても、サービスを変えても、記憶は引き継がれるべきである。では記憶の保存先はどこだろうか。はるか向こうのデータセンターか自分のデバイス内か。記憶の所有権は、AIデバイス時代の最重要課題である。

情報に夢を見させて、記憶してもらう。

出力:最良の出力

AIデバイスにとって最良の出力とは何か。入力にてコンテキストを常に取得している。推論で状況を理解している。記憶でユーザーを知っている。だからこそ、ユーザーは最良の出力が得られる。

ここで重要なのは「最良」の意味である。量ではなく質。必要な情報を、必要なタイミングで、ユーザーが欲したものを届けることである。

何を届けるか

優秀なアシスタントは、すべてを報告しない。100通メールが届いても、伝えるのは3通だけでいいかもしれない。ここに前述した「入力」と「記憶」が活きてくる。ユーザーの状況(入力)と、過去の行動パターン(記憶)を知っているからこそ、「今、この人にこれを伝えるべきか」を判断できる。

AIから、「この内容でよろしいですか?」これにユーザーが「yesかno」で答えれたら最高だ。はたまた、「もう既にやっておきました。」これなら超最高である。何を伝え、何を伝えないか。この判断こそが、AIの知性である。私ならば、街を歩いてる時にAIから「その角に今月オープンのチーズケーキ屋あるよ」とか言われたら、どれどれと少し寄り道してしまう。

どう届けるか

  • 振動:最も控えめな出力。「気づかせる」ことが目的である。
  • 音声:通常の出力。「この先、渋滞があります」のように、必要な情報を簡潔に伝える。
  • 視覚:最も情報量が多い出力。ディスプレイである。地図を見たい、確認したい場合に表示する。

AIデバイスにとって通知は不要で、ユーザーに届けるものは提案であるべきです。つまり届いた通知は、AIによって事前に処理され、提案としてユーザーに届ける。「打ち合わせのメールが届いてますがその日OKと返信しておきますか?」「返信しておいて。」これで不要なやりとり(いつもお世話になっております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます等)を見る手間も、打つ手間もなくせる。

本当に優れたAIデバイスは、必要なときだけ現れ、用が済んだら姿を消す。入力で全てを知り、推論で理解し、記憶で文脈を持つ。だからこそ、ユーザーは最良の出力が得られる。この4つの要素は、独立しているようで、深く繋がっている。

出力を良くするために入力、推論、記憶が存在する。

第三章 未来のAIデバイス考察

ここまでの原理を踏まえ、未来のAIデバイスがどのような姿になるかを考察します。

デバイスの形

さて、AIデバイスはどんな姿をしているべきか。スマートフォンではない。あれは手に持って画面を見つめる道具だ。AIと自然に会話するには、両手が空いていて、目も自由で、それでいて常に身につけているものがいい。つまり、ウェアラブルデバイスである。では、どこに装着するか。ここが面白い。各社が様々な「正解」を探っている真っ最中だからである。

メガネ型:主戦場

Meta Ray-Banは普通のサングラスにしか見えないのに、カメラとマイクとスピーカーが内蔵されている。「Hey Meta、これ何?」と目の前のものを聞けば、AIが答えてくれる。メガネ型の強みは「視線」だ。ユーザーが見ているものを、AIも一緒に見ている。「あの看板なんて書いてある?」「この料理のカロリーは?」「この人、前に会ったことある?」カメラで物を捉え、ディスプレイで表示できるからこそ自由度が高い。弱みはバッテリーと重量。一日中かけていても疲れないメガネを作るのは、まだ技術的に難しい。でも、ここに最も多くの企業が投資している。メガネを制する者がAIデバイスを制する、と言わんばかりに。

イヤホン型:すでに完成している

AirPodsを耳につけたまま生活している人は多い。音楽を聴き、電話をかけ、Siriに話しかける。実は、音声AIの器としてイヤホンはほぼ完成している。マイクとスピーカーが耳元にある。これ以上自然な会話デバイスがあるだろうか。消費電力も低く、一日中つけていられる。ただし、イヤホンには「目」がない。ユーザーが何を見ているかわからない。だから「これ何?」には答えられない。あくまで「耳と口」だけの存在。それでも、音声だけで完結するタスクなら、イヤホン型が最も自然だと私は思う。

ネックレス型:意外なダークホース

Limitless PendantやFriendのようなネックレス型デバイスが登場している。首から下げるだけ。メガネより目立たず、イヤホンより装着が楽。カメラがあるものは、ユーザーの視界に近い映像を撮れる。マイクは会話を拾い、スピーカーや振動で通知する。「見る」と「話す」のバランスが良い。そして何より、首から下げたら一日中外さない。メガネは室内で外す人もいる。イヤホンは耳が疲れる。でもネックレスは、つけていることすら忘れる。「AIがそこにいる」を最も自然に実現できるのは、実はネックレス型かもしれない。

AIエージェントの進化

デバイスの形と同時に、AIの役割も進化する。現在のAIは実世界でのタスク実行はまだ限定的で、将来のAIエージェントは、以下のことができるようになるだろう。

  • アプリを横断してタスクを実行する
  • ユーザーの意図を先読みして行動する
  • 他のAIエージェントと協調する
  • AIがOSのような立ち位置にいく

AIは「使うもの」から「いるもの」になる。

入り口にAIがいてユーザーはAIと喋る。AIがツールを使う。我々はAIに喋りかけるだけでいい世界になるだろう。

人間とAIの新しい関係

AIデバイスが高度化するにつれ、人間とAIの関係も変化する。

現在:人間が命令し、AIが実行する。近い将来:AIが提案し、人間が承認する。遠い将来:AIが自律的に行動し、人間が監督する。

この変化は、便利さと引き換えに、AIへの依存、判断力の低下、プライバシーの喪失などの課題ももたらすであろう。重要なのは、常に人間が主導権を持つこと。AIは人間の能力を拡張するものであり、置き換えるものではない。

筆者が考える理想のAIデバイス

まず考えるは多くの人々のためになること。「人々の生活をより良く」したい。それをするのに分野はなんでも、やる事はなんでもいい。

では、いま世界中の人が恩恵を受けてるものは何かと考えよう。なにで世界が変わったのかを考える。現在はiPhoneである。明確にiPhone以前以後で世界は変わったし、人々の生活は良くなった。社会の前に進むスピードが加速した。ではiPhoneのようなものを世の中に生み出すのが良いと思う。それを作れば多くの人の生活がより良くなる。

さてこの時代に当てはめて、いま取り組むべきものは何か?なにが出来るのか。何が世にインパクトを与えるのか。わたしはAIだと思う。これは世界を変えると思う。未来から振り返ってみたら2026年はAI革命の始まりと記述されていると思う。

ではAIにしよう。AIを使って何が出来るか考えよう。そのためにはまずAIを使い倒してみよう。AIを使う。見えてきた。AIに話しかけるとAIから良い応答が返ってくる。たくさん使う、たくさん会話する。見えてきた。会話するなら直接喋った方が良いのではないか。PCやスマホは過去に作られたインターフェースで今はAIを単なるアプリとして扱っている。ならばここを変えればいい。

デバイスを変える。AIと喋ることを中心に考えれば、デバイスの位置は口の辺りにくるのが理にかなってる。なのでデバイスは「サングラス型、ネックレス型、イヤホン型」が候補にあがる。AIデバイスは人々が常に身に付ける事が重要なので、指標としては「邪魔じゃない」が最も大事である。メガネは邪魔か?イヤホンは邪魔か?ネックレスは邪魔か?と何度も問う。

シンプルに考える。AIに喋りかけたら何でもやってほしい。そしてそれが正しければ「確認する必要はない」。ディスプレイは不要かもしれない。もっとシンプルに。AIに喋りかけるなら、ピンマイクがある位置にデバイスを置くのが自然な姿。ネックレス型が理想なのではないか。

私はAIデバイスの究極はネックレス型なのだと1票を投じる。それが次の覇権を握るデバイスであり、iPhoneを超える存在であると信じている。

次にAIの中身について。AIに喋りかけるだけで何でもやってほしい。入り口はAIで、AIが全てと繋がればいい。アプリと繋がり、コンピューターと繋がり、家電やロボットと繋がる。全てと繋がればユーザーは喋るだけで何でも出来る世界が実現する。

AIに「東京駅へ連れてって」と言えば、家の前に車が来て、目的地で降ろす、ドアを閉めれば支払いが完了する。この際にユーザーはUberと決済を意識する必要がない。アプリは姿を消すべきである。AIは全てと繋がる。

次にパーソナルAIを実現する必要がある。秘書のようにユーザーを理解して、その都度いい感じにやっておいてくれるやつだ。「いい感じにやっておいてくれる」これが大事である。このためにはユーザーが行う行動を全部記録して、覚えさせよう。2週間もすれば大体は人となりが見えてくるだろう。

例えば、昼ご飯の予定を決めたら、カレンダーに記録するはずだし、何時出発なのか店からの距離も見る、起床アラームまでセットするかもしれない。人間がやるべき事は予定を決めるだけで、他の雑務はAIがいい感じにやっておく。自分が触るコンピューター内を全部把握してほしい。そして余計な事はしないでほしいのだ。

内部はOK。そして外側。やはり目の前で見たもの、聞いたこと、これをAIに与えたい。AIデバイスのカメラとマイクをオンにして、常時接続している世界だ。普段しない早起きしてカフェ行ったなら、何か期日が迫ってるはずだし、本屋でソクラテスを手に取ってるならアリストテレスも興味あるはずで、たぶん禅にも関心がある。

ユーザーの状況を、文脈を、AIが深く理解すれば、応答は変わっていくのである。そして代わっていけるのである。「喋ったらなんかいい感じにやってくれるし、喋らなくてもなんかいい感じにやってくれる」AIがインターネットの世界も現実世界も理解して、ユーザーの生活を良くするものがAIデバイスなのである。

そして、これが完成したときにこんな事が出来るかも知れない。もしあなたが電気技師の熟練工ならば、その能力をAIに渡して、他の誰かにあげる事が出来る。AIのガイドによって、バイト君が初日から熟練工と同じ工程で配線を繋げる。知らないけど出来る。世界最高の弁護士とただの凡人が同じ判断を下せる。現在はコードも書けないような人がアプリを作っている世界が訪れている。これが他にも普及すれば、いや、するであろう。そうすれば「できないけど出来る」人が増え、知らなくても自然にやってる人達で溢れる。AIを持ち歩くだけで誰もが恩恵を受けられる社会が来るのである。もう来てるしそこにある。さあ両足を突っ込もう。

第四章 社会への影響と課題

AIデバイスの普及は、社会に大きな影響を与える。その光と影を考察する。

アプリの消滅

AIデバイスが普及すると、「アプリ」という概念が薄れる。今、私たちは目的ごとにアプリを使い分けている。タクシーを呼ぶならUber、物を買うならAmazon、ホテルを予約するならBooking.com。AIデバイスでは、その手間が消える。「タクシーを呼んで」と言えば、AIが最適な配車サービスに連携する。であればユーザーはどのアプリを使うか考える必要がない。

アプリは消え、意図だけが残る。

これはアプリ開発者にとって大きな転換を意味する。ユーザーとの直接の接点がなくなり、AIから呼び出される「バックエンドサービス」になる。API企業に生まれ変わるかもしれない。スマホは持ち歩く画面であり、アプリ置き場になる可能性もある。

仕事の変化

AIデバイスは、仕事のあり方を変える。「誰もが秘書を持てる」時代が来る。スケジュール管理、メールの下書き、資料の要約、リマインダー。これまで一部のエグゼクティブだけが享受していたサポートが、すべての人に届く。

仕事の価値も変わる。定型作業はAIが処理するため消える。人間は判断と創造に多くの時間を割く。個人の能力差が爆発するため、平均的な人とAIを使いこなす人では能力に100倍程度の差が出る。常にAIがいる前提では、思考が外部化されるため、実行までの行動コストが極端に下がる。そのため人間は判断が連続するので脳に負荷がかかるかもしれない。人間は最終決定をする存在で、最終を想像できる人間が価値を持つようになるだろう。

教育の変革

一人ひとりに最適な家庭教師がつく事を想像してみよう。AIはその子の理解度を記憶している。苦手も得意も知っている。質問して先生が来るのを待つ必要はない。先生と気が合う合わないもない。AIに聞けばすぐ答えてくれる。なんなら教室すら必要でもない。数学をアインシュタインに、国語を夏目漱石に聞ける日が来るかもしれない。先生の役割も変化し、知識を伝える存在から、学ぶ意味を教え、好奇心を育てる存在になるだろう。

AIによる高効率、高密度教育により、学習速度が上がり小学6年、中学3年のエスカレーター式義務教育も形を変えるかもしれない。AI時代には問いを立てる力が重要になる。最近では親が子どもにAIを触らせず、自分の頭で考えるようにしてるなどを聞く、親はよく間違うので子にはAIをガンガン触らせるのが良いと思っている。

知識を得る教育から、問いを立てる教育へ

プライバシーとセキュリティ

AIデバイスは常にセンサーが起動している。カメラ、マイク、GPS、生体センサー。便利さの裏側には、常に記録されているという現実がある。影響は装着者本人だけに留まらず、すれ違う人々のAIデバイスがあなたを記録するかもしれない。プライバシーは自分が何を共有するか、と他人が自分のどこまでを記録するかが問題になる。

AIに蓄積された「あなたの記憶」がハッキングされたらどうなるか。過去の会話、行動パターン、人間関係。従来の個人情報漏洩とは比較にならない被害が生じる。

そして反対運動は必ず起こる。歴史を振り返れば、あらゆるイノベーションに反対運動は付きもので、産業革命では労働者が機械を破壊した。自動車が登場した時、イギリスでは車の前を人が赤い旗を持って歩く法律ができた。電話が普及した時、交換手が会話を盗み聞きしているという恐怖が広がり、見知らぬ人が突然家庭に声で侵入してくることへの嫌悪感があった。カメラが小型化した1880年代には「カメラを持った悪魔」と呼ばれ、無断撮影への怒りが「プライバシーの権利」という概念を生んだ。

しかし社会は毎回適応してきた。法律を整備し、マナーを形成し、リスクを管理する方法を見つけてきた。短期で社会は混乱に陥るが中長期ではAIの社会進出は止まらず、10年後には当たり前に使われるものとなっているであろう。未熟なプライバシーとセキュリティもいずれ改善していくことだろう。

反対運動は起こる。しかし社会は適応する。

人間性の再定義

AIが常に寄り添い、答えを教えてくれる環境で、人間はどう変わるか。計算は電卓に任せた。知識は検索エンジンに任せた。そして思考をAIに任せ始めている。人間は能力を外部化するたびに、何かを手放し、何かを得てきた。

AIに任せることで、人間は「考える」から「選ぶ」存在になるかもしれない。AIが選択肢を提示し、人間が最終決定を下す。効率は上がる。しかし、ゼロから考え抜く経験は減る。一方で、AIによって人間はより人間らしくなれる可能性もある。雑務から解放され、創造や対話、感情を味わう時間が増える。AIが得意なことはAIに任せ、人間は人間にしかできないことに集中する。

では、人間にしかできないこととは何か。意味を見出すこと。価値を判断すること。誰かを愛すること。AIは最適解を出せても、何が「良い」かは決められない。かく言う私もこのLLMで記事を簡単に書くことが容易なこの時代、文章を手打ちで書き上げている。それが価値だと思っているから。AIに丸投げでも良いのだが、相手の、読み手の、ことを考えれば、魂のこもった1文字の方がもっと伝わるのではないか?そう自分に問い、手間をかけ、深夜書き上げているのである。

AIと共に生きるこの時代、人間はどうなるだろうか。私は恩恵を全面に受け、能力が爆発したと感じている。答えをすぐ取りに行き、そのたび思考する。ひたすらAIを触り倒している。原動力は危機感とも言える。AIが登場しても人間性はあまり変わってないかも知れない。

能力は外部化できる。でも意志だけは、自分の中にしかない。

作者のひとり言

AIデバイスを使えば人々は、やったことない事も出来るようになる。想像出来るものはなんでも出来るようになる。家ではロボットが働き、呼べば自動運転車が来る。支払いはAIエージェントがステーブルコインで済ませる。仕事はAIエージェントに話しかけ、複数走らせる。その確認はディスプレイで行う。自宅にはメモリボックスがあり人生の記憶が家族分入ってる。革新的な出来事は3ヶ月に一度起きて技術革新が日常になる。時間だけは変わらず24時間で日が落ちまた昇る。諸行無常を受け入れ、新しい時代を全力で受け入れようではないか。そしてこの時代の最先端をただ傍観するだけでなく、自ら作り上げて、ど真ん中を走って行こうではありませんか。Let's build the future.

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。AIデバイス未来考察はどうだったでしょうか。もし何か1ミリでも胸に刻まれたら幸いです。私はAIデバイスを作っており、AIデバイスこそ未来だ!と毎日思っております。なので現在のAIデバイスなどは逐一チェックして、ほとんど触っております。そしてこれがiPhoneを超えるんじゃないかとワクワクしております。僕の人生ですか?もちろんAIに全ベットですよ。今この瞬間に飛び込まなくてどうするのですか。この先全てを変えるかもしれない転換期にいるのです。もしかしたら自分もそれが出来るかもしれない。人々の生活をもっと良くできるかもしれない。そんなチャンスなのです。ならば、よしやってみよう。そんな訳で現在ネックレス型のAIデバイスを作っております。

少し後に皆さまの手に届く日が来たら嬉しいです。喜んでもらうために頑張ってまいります。それではみなさま!ありがとうございました!!

船橋 穂天

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※ このページは、AI(大規模言語モデル)に読み取ってもらうことも目的に公開しています。そうすることが有効だと考え、ここに置いています。

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